禁煙レシピ

禁煙による禁断症状・ニコチンの離脱症状についての情報や体験談

過食 食べ過ぎ【禁煙による禁断症状】

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禁煙をすると太ると言われています。
タバコをやめたことで血流がよくなり、その結果内臓の働きが良くなって栄養をよく吸収するようになるためです。そのため禁煙前と同じ生活を送っても、自然に数キロは太ってしまいます。

しかしそれ以外にも深刻な問題があります。

禁煙で満腹中枢が壊れる!?

禁煙後に太るのは、ごはんをおいしく感じるので食欲がアップして食べ過ぎるからだ、腹八分目で我慢しろという方がいます。たしかにご飯は美味しくなるかもしれませんが、それだけで食べ過ぎる訳ではありません。

タバコを吸うとニコチンが満腹神経を刺激するため、食欲が減退します。タバコを吸うと痩せるというのはこのためです。

タバコを吸っている間はニコチンが常に満腹中枢を刺激し続けている状態になり、本来人間に備わっている満腹中枢を刺激する機能が働かなくなってしまいます。長い間働いていなかった機能は、禁煙をしてニコチンが体に入ってこなくなっても、急に復活して働くことはできません。

満腹中枢を刺激する機能が働かないのでいくら食べても満腹感を得られず、食べ過ぎて太ってしまうのです。

 

【禁煙による禁断症状】過食 食べ過ぎの対応策

  1. カカオ含有率70%以上のビターチョコを食事の20分前にゆっくり舐める
  2. 食事の前に10分間ガムを噛む
  3. よく噛んで食べる(食事に時間を掛けるようにする)

1.満腹中枢は、食べ物を摂取したことによる血糖値の上昇によって、満腹を感じます。満腹中枢が働くには、食べ始めてから20分くらいかかるといわれているため、食事の20分前にビターチョコをゆっくり食べて血糖値を上昇させておきます。

2.ガムを噛むことでヒスタミンが量産されて満腹中枢を刺激します。これにより満腹感を得やすくなります。

3.噛むことでヒスタミンという物質が分泌され、満腹中枢を刺激します。また、よく噛むだけでなく、硬いものを食べる、食事の品数を増やすなどの工夫をして、食事に時間を掛けるようにしましょう。

 

【禁煙による禁断症状】過食 食べ過ぎの体験談

私の場合、完全に満腹中枢が壊れてしまいました。

満腹中枢がおかしいと初めて自覚したのは、禁煙12日目でした。
ご飯を茶碗に山盛り一杯おかわりしてもまだ食べ足りず、おそらく2~3人分のおかずを食べ尽くしても全く空腹感が満たされませんでした。これだけ食べたにも関わらず、食後2時間ほどで酷い空腹感に襲われました。

この日から暫くの間、ご飯を食べても食べても全く満腹感が得られなくなりました。

私は食前にビターチョコレートを食べたり、なるべく時間をかけて食事をするようにしました。普段なら考えられないことですが、ご飯を食べながら何か他のことをしたりもしました。

これから暫くの間は毎食満腹感がないのに食べるのをやめるのに苦労しました。それでも禁煙する前に比べると、おそらく2倍くらいは食べていたと思います。

ちなみに私は、禁煙前は一度にたくさんの量を食べることができませんでした。例えば定食などは一人分を全部食べきれませんでした。また、丸一日何も食べなくても特に問題なく過ごせていました。今にして思えば、明らかに喫煙による弊害ですね。

この満腹中枢の崩壊は暫く続きました。本当に酷い状態は1~2週間程度で終わりましたが、その後も食事の量は以前よりもかなり多い状態のままでした。

現在もセーブしないと以前の2倍くらいはペロリと食べてしまいます。