禁煙レシピ

禁煙による禁断症状・ニコチンの離脱症状についての情報や体験談

【禁煙】アセチルコリン

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アセチルコリンとは

アセチルコリン(Acetylcholine,ACh)は神経伝達物質です。
脳から神経細胞へ、そして神経細胞から神経細胞へと情報を伝える役割を持っており、記憶や学習、睡眠や覚醒に深く関係しています。

アセチルコリンは睡眠や覚醒に深く関わっている物質ですので、不足してしまうと不眠や集中力の低下などの症状が出ます。

 

人は本来、神経伝達物質アセチルコリンアセチルコリン受容体と結合することによって、快感や幸福感をもたらすドーパミンを分泌します。
ところが、ニコチンの構造や働きがアセチルコリンと類似しているため、喫煙によってニコチンを一日中摂取してしまうと脳がアセチルコリンの分泌が十分だと勘違いしてしまい、アセチルコリンが分泌されなくなってしまいます。

 

禁煙をすると、それまでアセチルコリンに取って代わっていたニコチンが突然体内からなくなってしまいます。元通りにアセチルコリンが働けば何の問題もないのですが、アセチルコリンを分泌する機能自体が低下しているため、必然的にアセチルコリン不足に陥ります。

アセチルコリン不足の対応策

大豆、豆腐、納豆、卵黄、穀類、レバー、うなぎなどに多く含まれているレシチンが、体内でコリンへと合成され、アセチルコリンへと変換されます。

 

大豆には、レシチンチロシンという栄養素が多く含まれています。

レシチンは、体内でアセチルコリンに変わります。
またチロシンには、ノルアドレナリンドーパミンの分泌を高める作用があります。

神経細胞の活性化には、大豆食品が最適だといえるでしょう。
レシチンは、ビタミンCと一緒にとるとアセチルコリンの生成がより高まります。一方のチロシンは、鶏肉や魚介類、乳製品にも多く含まれています。

 

ビタミンB12を多く含む食品を摂取する。

牛肉、豚肉、鶏肉、レバー、魚介類、牛乳、チーズなど。

コリンと一緒に摂取することでその効果がさらに高まるとされているのがビタミンB12です。ビタミンB12が欠乏すると、アセチルコリンの合成がうまく行われません。